囲碁盤とは?
囲碁盤は、囲碁をするために必要な盤です。盤の上には縦と横の線が引かれていて、その交わる点に石を置いてゲームを進めます。標準的な囲碁盤は「19路盤」といって、縦19本、横19本の線があり、合計361の交点(目)があります。初心者や子ども向けには、9路盤や13路盤といった小さな盤もあります。
囲碁は石を交互に置きながら陣地を増やすゲームです。囲碁盤の種類や素材によって、打ったときの感触や音が違い、ゲームの楽しさが変わります。自分に合った囲碁盤を選ぶことが大切です。
囲碁盤の種類
囲碁盤にはいろいろな種類があります。それぞれの特徴を知って、自分に合ったものを選びましょう。
折碁盤 – 持ち運びに便利
折碁盤は、折りたたんで収納できる囲碁盤です。軽くて持ち運びやすいので、旅行先や外出先でも囲碁を楽しみたい人におすすめです。木製やプラスチック製のものがあり、最近では磁石で石がくっつくタイプもあります。
卓上碁盤 – 家庭用にぴったり
卓上碁盤は、机の上で使う囲碁盤です。薄いものから厚みのあるものまでさまざまな種類があり、初心者から上級者まで幅広く使われています。収納スペース付きのものもあり、碁石をまとめて保管できるので便利です。
足付碁盤 – 本格的な対局向け
足付碁盤は、盤の下に脚がついている囲碁盤です。プロの対局や囲碁道場などで使われており、しっかりした作りが特徴です。畳の上に置いて座って囲碁を打つのに適していますが、重いので置き場所を考える必要があります。最近は折りたたみできる足付碁盤も販売されています。
囲碁盤の素材
囲碁盤は、木やプラスチック、ガラスなどいろいろな素材で作られています。特に木製の囲碁盤は、打ったときの感触が良く、長く使えるため人気があります。
本榧(ほんかや) – 最高級の囲碁盤
本榧(カヤ)は、とても高級な木材で作られる囲碁盤です。木目が美しく、石を打ったときの音も心地よいのが特徴です。プロの棋士も愛用していますが、希少な木材のため値段が高めです。
ヒノキ – 手頃な価格で人気
ヒノキの囲碁盤は、手頃な価格で耐久性もあります。木目が美しく、日本らしい雰囲気を楽しめます。最近は、傷がつきにくい特別な加工を施したヒノキ製の囲碁盤も増えています。
プラスチック製 – 軽くて扱いやすい
プラスチック製の囲碁盤は、軽くて安価なため初心者向けに人気があります。耐水性があり、屋外で使うのにも適しています。公園やキャンプなど、外で囲碁を楽しむのに便利です。
初心者と上級者におすすめの囲碁盤
初心者向け
囲碁を始める人には、小さいサイズの9路盤や13路盤がおすすめです。スペースが少ないので、ルールを覚えやすく、ゲームを短時間で楽しめます。プラスチック製や軽い木製の囲碁盤が適しています。
上級者向け
囲碁に慣れてきたら、19路盤を使いましょう。しっかりした木製の卓上碁盤や、足付碁盤がおすすめです。打ち味や音の良い本榧やヒノキの囲碁盤を選ぶと、より本格的な囲碁の楽しみが味わえます。
囲碁盤の買い方
囲碁盤は、囲碁専門店やオンラインショップで購入できます。
専門店で買うメリット
・実際に手に取って品質を確かめられる
・店員から詳しいアドバイスがもらえる
オンラインショップで買うメリット
・種類が豊富で比較しやすい
・家に届くので持ち運びの手間がない
購入するときは、自分の使い方や予算に合わせて選びましょう。碁石や碁笥(碁石を入れる容器)がセットになったものを買うと、すぐに囲碁を始められて便利です。
まとめ
囲碁盤は、種類や素材によって使い心地が違います。初心者は小さめの囲碁盤から始め、慣れたら19路盤に挑戦するといいでしょう。本格的に囲碁を楽しみたい人には、木製のしっかりした囲碁盤がおすすめです。
自分に合った囲碁盤を選んで、囲碁をもっと楽しみましょう!